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*0.はじめに **0.1 「先週の授業のビデオ」どうですか? -もちろん,「見なければならないもの」ではありません。 -「こういう点は,授業を受けている側として,あるいは撮影されている側としてよくない」ところは指摘してください。 -- こちらはできるだけ反映します。 -「こうするともっといい」という点も指摘してください。 -- いつも実現できるとは限りません。 **0.2 「まなびネット」に,「今日の授業の感想」というフォーラムを毎回設置します。 -できれば,「出席の代替」にしたいんだけどね。 -授業の中で活躍するのが苦手な方は,「そこへの書き込み(授業へのフィードバック)も,授業に対する貢献として考えてください。(私はそう受け止めます) -そこにかきにくいこと(他の人に見られたくないこと)は,直接メールや対面で伝えてください。 **0.3 「先週の課題」どうでしたか? -具体的に記述すること -それを抽象的に表現してみること -自分がそれを意識的にすることで,学習指導要領解説での記述なども「わかる」ようになっていくと思います。 **0.4 「算数科の内容」の枠組み,「みなさんが学んだときと変わっています」 -いい部分もあります。 -そうとは言い切れない部分もあります。 **0.5 「5つの領域」と「数学的活動」 -「数学的活動」は,「(数学的)問題解決とほぼ同義(?) - でも,それって,「問題を解くこと」だけと理解するのではいけない。 - 「どの領域でも...」というニュアンスは,逆に,「どこでもきちんと扱わない」に近くなるリスクも - 例としての「関数の考え」 *1.「変化と関係」 **1.1 4~6年での「内容」に注目すると - 4年 / 表や式, 折れ線グラフ - 5年 / 簡単な場合についての比例の関係 - 6年 / 比例の関係, 比例の関係を用いた問題解決の方法, 反比例の関係 -- しかし,「比例や反比例」を教えればいいと考えると,.....いうだけでは足りないのではないか。 **1.2 以前は,「数量関係」 - 「数量関係」は,時代によって,その項目の名前が変わってきたが,たとえば -- 関数の考え, 式の表現と読み,資料の整理 -- (資料の整理は多少ちがうが,これらは,「数学的な考え方」などとして,他の領域や他教科でも使われる考え方などに焦点をあてていた) -- そのような,「見方・考え方」への注目は,....「ぜひ,理解してほしい」 *2.「関数」と「関数の考え」 - 概念としては,「関数」そして,それは「いろいろな関数」として,細分化される。 - 一方,「事象の変化や関係を捉えて問題解決に生かそうとすることは,算数・数学の中で育成をめざす資質・能力の一つ」であり,これは「関数の考え」と呼ばれていた。 ** 2.1 「関数の考え」 - 「解説」p.62 など - ことばで表現すると,わかりにくかったり,当たり前のように思えたりするが.... - 中学校以降になると,それらを明確に表現する概念としての,変数や具体的な関数があるが,「関数の考え」は,さまざまな問題解決において利用される。 - それは具体例を通して,ぜひ,理解してほしい。 ** 2.2 具体例から - 授業の中で ** 2.3 他にも,数学的な考えとしては,「集合の考え」や「対応の考え」など,いろいろなものがある。 - 「式の表現と読み」などもそうだが,「内容」として「数と計算」に関連づけられるべきなのなのか,より汎用の「考え方」や「数学的活動」として位置づけるべきなのかは,むずかしい。