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附高生にチャレンジ
**75(12/17):19年前に附属高校で実践・発見した「問題」 先日,
静岡県立科学技術高校
の窪美正一先生から, うれしいメールをいただきました。
1999/11/08に, 附属高校の中村先生(当時)の研究授業をするに当たって,検討したことや, 発見したことをまとめたホームページがあるのです。
@http://www.auemath.aichi-edu.ac.jp/teacher/iijima/gc/world/simson/11.htm,http://www.auemath.aichi-edu.ac.jp/teacher/iijima/gc/world/simson/11.htm
約20年近く前にまとめたページにアクセスしていただき, 「参考になった」というお礼と一緒に, 私がそこに書いていた「答えがわからない」ということに対して, わかりやすい答えをメールでお送りいただいたのです。
「20年近く前に書いた疑問」に答えてくれるなんて, すばらしいと思いませんか?
今回は, その問題に至った道のりをたどってみます。
? △ABCと動点Pがある。
Pから3辺AB,BC,CAにそれぞれ下ろした垂線の足をD,E,Fとし, △DEFを作る。
-(1) Pを△ABC内部で動かすとき, △ABCの面積が最大になるのは, Pがどこにあるときか。 -(2) Pを△ABCの外部も動かすとき,△DEFの面積が0になるのは, Pがどこにあるときか。 |#00031-1217-1|
上記の答えは, 次のようになります。 -(1)点Pが△ABCの外心Oになるとき -(2)点Pが△ABCの外接円上にあるとき 点Pを自由に動かしたときの△DEFの変化に注目しました。
たとえば, △DEFの値が10になるときのPの位置は, 次のようになることがわかりました。
つまり, いわゆる「等高線」は外心Oを中心にした円になるのです。
さらに, 外心との距離と面積との関係を調べてみると, 次のような関係がなりたちそうなことがわかりました。
ΔDEF = ΔABC * (1 - (PO/AO)
2
)/4
この等式を証明してください。 ??