** 何が見える? |#00088-0505-04| -線分ABの垂直二等分線を引いています。 -点Aを動かすと,それも動きます。 -点Aを作用に動かすと,何が見えますか? --「見える人には見えて,見えない人には見えない」らしいんだけど。 ----- -40人くらいいると,「見えた!」と言う人が数人いることが多いです。 -何回か提示していると,その人数が増えていくことが多いです。 -「見えない人にも見えるようにしよう」等といって,軌跡のスイッチ(画面下の黒と赤の点があるボタン)をonにして動かすと,....全員に見えるようになります。 -- なお,ここでは直線上だけを動くように設定していますが,きれいに描画する上では,キーボードの左右キーで操作するのが最適です。 -- 「上下」でも同じようになることもわかります。 *** 「見ていても見えていない」ことは多い -上記の事例では,「軌跡を意識し,イメージしているか」が,「見えている/見えていない」ですが,観察においては,図形であっても,現実の事象であっても,「見ていても見えていない」ことは多いです。 -特に簡単な図であっても,「どこに注目するか」に応じて,見方はかなり多様で,「どういうことに注目するか」によって,「見えていない」ことは少なくありません。 -「補助線を引く」のもその一つであって,「この図の中に,こういう定理が適用できるはず」と思うと,そこに「あるべき線」がみえるわけです。 -このような,「見える/見えない」は,図形の学習ではかなり顕著なことだと思います。