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*1.ガイダンス **1.1 この授業の基本方針 - 評価は,テストとレポートと授業での貢献度。(シラバス参照) - 「授業」というものは,教員が一方的に提供するものではなく,子どもと一緒につくっていくもの。「それを,この授業の中でも実感してほしい」→貢献度。 **1.2 小学校での算数での「内容」の位置づけももちろん配慮するけれど,「みなさんの目線に合わせた」理解を求めるのが,この授業 - 小学校算数の問題なんて,すべて解けるし,算数なんてわかっていると思うでしょうけど,... そんなものではありません。その「背景」の理解が問題なのです。この授業では **1.3 順序は「変えます」 - **1.4 「問題解決」に焦点を置きながら,毎回取り組みます。 - **1.5 未来指向の工夫もしたいと思います。 - **1.6「教科書」について ** 学習指導要領解説は,生協等にて -学習指導要領解説は,webにpdfもありますが,低価格なので紙媒体で購入しておくことをおすすめします。 *2. 「授業」って,なんだろう。 **2.1 ここ数年,学部での「学生気質」が変わってきたことを実感しています。 -@https://www.amazon.co.jp/%E5%85%88%E7%94%9F%E3%80%81%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%8B%E7%9A%86%E3%81%AE%E5%89%8D%E3%81%A7%E3%81%BB%E3%82%81%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A7%E4%B8%8B%E3%81%95%E3%81%84-%E3%81%84%E3%81%84%E5%AD%90%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4%E3%81%AE%E8%8B%A5%E8%80%85%E3%81%9F%E3%81%A1-%E9%87%91%E9%96%93-%E5%A4%A7%E4%BB%8B/dp/4492224025/ref=sr_1_1?adgrpid=135965608734&dib=eyJ2IjoiMSJ9.aogJTz6AXS8El_kZ5bYmAcikNHqqEnPMwk47BTAeAV5IrXa_MRiYgmLwnxUpgjIJ1sfaEahvkaKbECM5ct198VkCksmGDcBUIGC18qjIKvV_BCQzPCnuWzWgyLQU-4nXKhGYz2Bn6JDXwhKrAkwrzOX4-QFMZ1f7PUL3EanGW9Y.AQUyTERkwGG6zfVUs9u5gQspcDn1K82wNJYR2kGggyw&dib_tag=se&hvadid=665927773174&hvdev=c&hvqmt=e&hvtargid=kwd-1707774582844&hydadcr=27492_14701682&jp-ad-ap=0&keywords=%E5%85%88%E7%94%9F%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%8B%E7%9A%86%E3%81%AE%E5%89%8D%E3%81%A7%E3%81%BB%E3%82%81%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A7%E4%B8%8B%E3%81%95%E3%81%84&qid=1712474571&sr=8-1, たとえば,こういう本もあります。 -タイパ,コスパというのも,コロナ以降の一つの考え方かもしれません。 -だとすると,学部の授業は,「オンデマンドでの映像で学ぶ」のがいいのでしょうか。 -学部で「一通り知識・技能を学ぶ」上で,過去にない効率的な学びを提供可能なノウハウが一般的になってきていることは認めます。 -それはまた,ネットワーク環境が,「もう一つの学びの環境」として,かなり充実したものを実現し,それが「大人にとっての学び」には不可欠であることを意味するとも思います。 -でも,片方で,「そういうものが,みなさんが学校で実現する授業の基本」と考えてよいかどうかには,個人的にかなり疑問を持ちます。 **2.2 「個別最適化された学び」を,それぞれ孤立化し,分断された形でするのがよいのだろうか。 -「そうなっていく可能性」はかなりあるように感じます。 - でも,だとすると,さまざまな個性としての子どもが,特定の時間に特定の場所に集まって学びに取り組む必要なんて,ほぼなくなります。 - 逆説的にいえば,「みなさん世代に適した学び」を配慮するという手もあるけれど,あえて「そうではない学び」をみなさんに求めることで,「小中学校でのまなびの可能性」について考えながら,算数の背景にある数学の理解を求めるのが,この授業の目的として理解してください。 **2.2 「数学の魅力」って,なんだろう。 - たしかに,知識もあります。技能もあります。 - あるいは,「与えられた問題を,かぎられた時間の中で,正確に解く」ことで,入試でいい点数をとり,希望する学校への進学を実現するための手段という側面も,かなりあるのも事実でしょう。 - たぶん,高校での学びは,そういう側面をかなり強く感じたのではないかと思います。 - でも,この授業の中では,「それとは少し違う側面」としての数学の魅力を実感すること,あるいは体験することに主眼をおきたいと思います。 **3. 「イントロダクション」としての問題 -授業の中で提示 **3.1 課題 - 提出は,「まなびネット」にて