NT(Workstation)によるサーバー運営
数学教室 飯島康之
[95]
[WindowsNT(Server)]
[WindowsNT(Wrokstation)]
当初の目的
利用した機器
WSの購入とインストール
アカデミックパックは安い。
95の通常版よりも安い。
95との違い
- Admisistratorのパスワードの設定から始まる。
- NTをいくつもインストール?
- NTFSは便利そうで不便なところもある。
たとえば, インストールされているNTを削除するのを95やDOSで行うことはできない。
クライアントマシンとして
- クライアントとしては,「堅固な95」程度と言っていいのではないか。
- まだ,そういう使い方をしていないのでよく分からないのが本当のところ。
ファイルサーバーとして
- NTエクスプローラは,95のエクスプローラとほぼ同じ。
- 95では,セキュリティ機能は低い。
- どういうディレクトリが共有になっているかの一覧も見えた。
- ディレクトリィごとにパスワードを設定した。
- ネットワークコンピュータからのアクセスも,そのパスワードを知っているかどうかでアクセス権が決まった。
- NTでは,
- ユーザーに対して,アクセス可能なリソースしか表示しない。
- 逆に,「ユーザー管理」が不可欠になるのは,面倒な部分でもある。
- なお,NTFSでのアクセス権の設定はそれほど難しくない。
- 通常のままではクライアントからアクセスができない。パスワードが要求されるが,「IDとパスワードのはずなのに」と戸惑う。そして,入力してもだめ。
- 実は,クライアントの側で事前に準備が必要。
WWWサーバーとして
- デフォルトの機能だが,設定しないと動かない。
- 発信に関しては問題ない。
- search.dllのようなものがあるようだ。使えると便利。
FTPサーバーとして
- デフォルトの機能だが,設定しないと動かない。
- Anonymous FTPとしては問題なく稼働する。
- 通常のFTPとしては,通常の設定で,通常のユーザーでは,パスワードが通らない。
- 「ユーザー管理」において,「バッチジョブとしてログオン」の権利を設定しておかないといけない。そして,それは,少なくともワークステーションの場合,「高度な設定」をチェックしておかないといけない。
Mailサーバーとして
- 資料としての,「Try PC」1997/8, pp.163-171
- EMWAC IMS
- 資料では,NT Serverを使っているが,ここでは,WorkStation
- 資料はよく書かれているが,Mail サーバー機にDNSの設定をして命名しておかないと
「メールをそこに投げる」ことができなかった。
- メールサーバーにアクセスするためには,「ユーザー管理」において,「バッチジョブとしてログオン」の権利を設定しておかないといけない。
- Winbiffを使ったとき,「サーバーに残しておく」をチェックしておくと,同じメールを何度も取り込むという状態になってしまった。
- メールサーバー(SMTP,POP3)を自前で稼働すること自体には,あまり御利益はない。たとえば,本学ならば,情報処理センターでアドレスを取得できる。(***@auecc.aichi-edu.ac.jp)メールサーバーは「停止しては困る」という性格上,きちんとした管理者がいるところにぶらさがった方がいい。(逆に,だから,負担の分散化ができないということもあるらしい。)
- しかし,利点がないわけではない。情報処理センターのメールサーバーでは,様々な制約があるが,それは解消される。たとえば,
- アドレス名を自由に付けられる。
センターならば,学生や院生は学籍番号に縛られるが,自前のサーバーであれば,きちんとした名前を付けられる。
- 一人で複数のアドレスを持つことも可能だ。
- 自由にAliasを付けることも可能。
- また,メーリングリストを稼働することも可能。
このような制約の中のどれかに不満を持ったとすれば,それを解消するための手段として,自前のメールサーバーを持つというのは,一つの朗報とは言える。
Mailing List
- すったもんだはあったけど,稼働することは確認できた。
- 基本的に,MLとしての機能はとても低い。Alias機能が一つのアドレスしか設定できないのを,複数に設定可能という程度と思っていい。
- このサーバーでのアドレス(***@iijima.auemath.aichi-edu.ac.jp)からメーリングリストに送信すると,「To」の部分が,@以下を省略した形になる。外部のメールサーバーからだと省略されない。